研究課題/領域番号 |
18K16406
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
金本 亮 久留米大学, 医学部, 助教 (70817353)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | Syk / 腹部大動脈瘤 / B細胞 / 免疫グロブリン / Spleen Tyrosine Kinase / γグロブリン / IL-6 / MMP / マクロファージ / 大動脈瘤 / 外科 |
研究成果の概要 |
ヒト腹部大動脈瘤壁を用いて、腹部大動脈瘤の病態におけるSykの役割を検討した。ヒト大動脈瘤壁にはB 細胞、T 細胞、およびマクロファージの浸潤を認めた。Syk の活性化は主に B 細胞とマクロファージの一部に局在していた。ヒト大動脈瘤壁の組織培養にIgGを投与するとIL-6およびMMP-9の分泌が促進された。Syk 阻害剤は外因性IgG依存性のIL-6およびMMP-9分泌を抑制した。これらの結果は、ヒト腹部大動脈瘤におけるIgG 依存性の炎症反応に対するSykの重要な役割を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、ヒト大動脈瘤組織の炎症および組織破壊活性がIgGによって調節され、それがSyk活性に依存することを示唆した。 本研究は腹部大動脈瘤の病態解明に有意なとともに、今後の研究で、内因性IgGも同様にSyk依存性に大動脈瘤病態に関与するか、ヒト大動脈瘤におけるSykの活性化を明らかとすることで、Sykは有望な薬物標的分子となりうると考える。腹部大動脈瘤に対するSyk阻害療法の臨床応用が期待される。
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