研究課題/領域番号 |
18K16407
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
石田 治 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 外科, 講師 (20365266)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人工血液 / 血小板 / 人工心肺 / 凝固障害 / 心臓血管外科手術 / 心臓血管外科 / 人工血小板 / 心臓外科手術 / 人工心肺後凝固障害 |
研究成果の概要 |
心臓血管外科手術の輸血製剤使用量は極めて多い。これを低減させることは社会的な要求であるが、血小板代替物であるH12-(ADP)-リポソームの実用化はひとつの解決策となりうる。ウサギ人工心肺後凝固障害モデルを作成し投与実験を行い、H12-(ADP)-リポソームが組織損傷部位において血小板凝集を促進し、止血血栓形成時間を短縮することを示した。今回の前臨床段階実験において、H12-(ADP)-リポソームは心臓血管外科手術後の血小板輸血量を低減させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓外科手術における術後出血は血小板機能障害、消費性凝固障害等が複雑に関連して生じる人工心肺後凝固障害と言われる病態が背景にある。これを制御し輸血使用量を低減させることが出来れば、少子高齢化を迎え献血による輸血製剤が近い将来に不足する見通しである我が国では大きな意義がある。今回心臓手術後と限られた領域であるが血小板代替物であるH12-(ADP)-リポソームの有用性を明らかにし、臨床応用への基礎データを得ることが出来た。
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