研究課題/領域番号 |
18K16416
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中島 大輔 京都大学, 医学研究科, 講師 (50812286)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 体外肺灌流保存 / EVLP / 肺移植 / 心停止ドナー / 肝細胞増殖因子 / HGF / 虚血再灌流障害 / Ex vivo lung perfusion |
研究成果の概要 |
肺移植では、未だドナー不足は非常に深刻な問題である。本研究では動物モデルを用い、心停止ドナー肺の使用に注目した。心停止ドナー肺の使用には、虚血再灌流障害を予防しうるより優れた臓器保存による評価と治療が必要となる。体外肺灌流保存(Ex Vivo Lung Perfusion:EVLP)は、正常体温(37℃)下のより生理的環境に近い、すなわち換気と灌流が維持された状態で臓器を保存することにより、体外での移植前の肺機能評価を可能とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心停止ドナー肺は、心停止に至る過程や心停止後の温虚血、冷虚血などにより様々な障害を受けている可能性がある。動物モデルで機能評価として確立した体外肺灌流保存(EVLP)システムを、心停止ドナー肺の各障害の治療・修復のプラットフォームとして用いることができる。すなわちEVLP中に肝細胞増殖因子などの修復因子を投入することにより、障害を受けたドナー肺を移植できる状態に改善させることで、今後の肺移植におけるドナーソースの拡大に期待される。
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