研究課題/領域番号 |
18K16441
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
出口 浩之 新潟大学, 医歯学総合病院, 専任助教 (30804562)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 運動誘発電位 / 誘発筋電図 / 脊髄前角細胞 / プロポフォール / 麻酔薬 |
研究成果の概要 |
運動誘発電位は、術後の永続的な運動障害などを回避するために有用な術中神経生理学的モニタリングの一つである。しかし運動誘発電位は麻酔薬の影響を強く受けるためにその作用機序を解明することはモニタリングの解釈などの質を向上させるために重要である。比較的影響が少ないとされ、頻用されるプロポフォールも運動誘発電位振幅を要領依存性に抑制する。しかし、その詳細な作用機序は不明である。今回ヒトを対象としてプロポフォールの脊髄前角細胞の興奮性の指標である誘発筋電図振幅と運動誘発電位振幅を同時に評価することにより、プロポフォールの運動誘発電位振幅抑制効果の機序の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、全身麻酔下の手術中の神経生理学的モニタリングとして運動誘発電位が頻用されている。術後の永続的な神経障害を回避するために重要なモニタであるが、麻酔薬の影響を強く受ける。麻酔薬の種類や用量などによって容易に振幅が抑制され、偽陽性やモニタ失敗の原因となりうる。そのため、麻酔薬の運動誘発電位振幅への影響に関して、その機序を解明することで、モニタリングの質の向上に繋がる。本研究結果は、運動誘発電位測定の際に頻用されるプロポフォールの作用の一端を明らかにした。
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