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乳癌細胞のエストロゲン受容体転写活性に及ぼす全身麻酔薬の影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K16477
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

宮井 善三  京都大学, 医学研究科, 助教 (10785463)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード乳癌 / エストロゲン受容体 / 全身麻酔薬 / エストロゲン / 核内受容体 / 麻酔薬
研究成果の概要

乳癌は、現在顕著な増加傾向にあり、乳癌手術において麻酔方法を含めた、再発を予防するための周術期マネージメントの確立は、臨床上の重要な課題である。申請者は、乳癌、とくにエストロゲン受容体(ER: estrogen receptor)陽性乳癌細胞において、核内受容体であるERの転写活性がその増殖、進展に不可欠であることに注目し複数の麻酔薬のERへの作用を詳細に検討した。結果、代表的全身麻酔薬であるプロポフォールにおいて乳癌細胞株におけるERの核内発現量の僅かな低下を認めたが、転写活性においては大きな変化は認めず、我々の検討した範囲では、麻酔薬による大きな影響は確認出来なかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回研究した範囲においては、全身麻酔薬特にプロポフォールによる乳癌の増殖抑制効果は認められなかった。実際最近追試が行われた乳癌に対する全身麻酔薬のインパクトについても、より大規模な研究では否定的な結果が報告されており、我々の結果のそれらの報告と矛盾しないものなのかもしれない。結果としては否定的ではあったが、前立腺癌細胞に対しては過去明らかな抑制効果を認め報告しており、各癌腫によって麻酔薬の作用は変化があるものなのかもしれない。この点については今後の課題であろう。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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