研究課題/領域番号 |
18K16530
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
川口 留以 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (00800038)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | Capillary Refilling Time / ショック / 末梢循環不全 / トリアージ / 多数傷病者 / Capillary Refill Time |
研究成果の概要 |
Capillary Refilling Time(毛細血管再充満時間:CRT)を高精度に測定するために,CRT測定装置を開発した.圧迫力および圧迫時間を変化させ検討し,圧迫力は3Nから7Nが適切であり,圧迫時間に関しては2秒以上が適切であることが判明した.臨床応用に向けて,フィードバック機能を有する小型測定装置を開発し検討を行ったところ,フィードバック機能が圧迫力および圧迫時間のいずれにおいても測定者間誤差を有意に減少させることが示された.臨床データとして,透析中に経時的にCRTを測定したが,除水量が増えてもCRTは変化しないことが示された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,CRTは圧迫力、圧迫時間、測定方法が確立されておらず目視による主観的な評価が行われてきた.今回の研究ではこれまで曖昧であった部分を機械的に定義することにより,定量的に評価する事が出来るようになり,画一的な評価を行うことが出来るようになった.CRTは非侵襲的かつ簡便に重症病態を識別できる評価方法と考えられているため,今回の検討の結果を用いて,その有用性を客観的に評価・検討することが出来るようになる.CRTの有用性が明らかとなれば,救急外来や多数傷病者のトリアージにおいて簡便かつ迅速に重症病態を識別でき,社会的貢献は大きいと考える.
|