研究課題/領域番号 |
18K16537
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
片山 祐介 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (50747144)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ビッグデータ / 急性疾患 / 診断 / スコア / 救急医学 / 疫学 / 救急電話相談 / Telephone triage / 予後 / 緊急度判定 / スコアリングシステム / 診断アルゴリズム |
研究成果の概要 |
緊急度判定プロトコルの判定結果と救急外来における転帰について学会発表ならびに論文発表した。本研究では救急電話相談を受け救急搬送となった患者のうち、69.8%が救急外来から帰宅していた。しかし高齢者では救急外来からの帰宅率が54.7%にとどまり、入院患者の割合が43.8%であった。高齢者の救急外来における診断で最も多かったのが脳梗塞(I63.0-I63.9)であった。回帰モデルによる予測能は十分ではなく、症例数が少ないこと、研究期間が単年であったことなどが原因であると考えられた。現在、これらのデータセットの症例数を増やし再解析を行うとともに、Deep learningに用いた研究を継続中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
諸外国においても、このようなデータセットを解析して構築した診断アルゴリズムの研究はほとんどなく、本研究の学術的意義は高い。また、本研究で構築したデータセットを用いた「本邦で導入されている救急電話相談サービスが救急搬送された患者の予後や救急医療体制に与える影響」についての研究も、消防防災科学技術研究推進制度に採択され、救急電話相談事業の事業効果を統計学的に明らかにするという社会的にも貢献できる研究にもつながっている。
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