研究課題/領域番号 |
18K16545
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
清水 優 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40800131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | MRSA / 多剤耐性 / リポソーム / drug delivery system / 抗体療法 / 重症肺炎 / 多剤耐性菌 |
研究成果の概要 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は院内感染の主要な菌であり、多剤耐性化と新規抗菌薬開発の遅滞により、新しい治療戦略が求められている。そこで本研究では、これらの先行研究・技術を応用してMRSAの複数の表面抗原を見つけ出し、それに対する特異的抗体を精製する。さらに複数の特異的抗体をリポソーム製剤で含有にすることにより、少量投与・長時間作用となり抗体の単剤投与より効果が発揮できると考えた。MRSAの臨床株を集め、動物感染モデルは完成した。今後の展開として、他の薬剤耐性菌の表面抗原の特異的抗体の種類を変えることにより、薬剤耐性菌感染症への応用、発展も可能があると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は次の2点である。(1) MRSA保菌、一ヶ月以内の抗菌薬暴露、カテーテル留置の患者はMRSA菌血症を常に念頭におき、適正抗菌薬使用までの時間を極力早めることが重要と考えられた。また遺伝子配列型を解析し感染対策に貢献できた。(2)多剤耐性化と新規抗菌薬開発の遅滞により、新しい治療戦略の可能性を見つけ出した。今後の展開として、薬剤耐性菌感染症への応用、発展を考えて社会的意義は高い。
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