研究課題/領域番号 |
18K16547
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
近藤 匡慶 日本医科大学, 医学部, 主任 (60795730)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 配合変化試験 / 濁度 / HPLC / 集中治療 / 注射薬 / 多剤配合変化試験 / 配合変化 / pH / 注射 / 残存率 |
研究成果の概要 |
本研究は、救急・集中治療領域での注射薬の使用状況に基づいた多剤配合変化試験を実施することである。そして、新たに多剤配合変化早見表を作成し臨床で活用することである。3剤配合変化試験は、157試験実施し、ロクロニウム‐ヒューマリンR‐ヘパリンの組合せが配合変化を引き起こすことを明らかにした。また、バソプレシンとカテコールアミン系薬剤との配合は、バソプレシンの含有量低下し化学的配合変化を引き起こすことを明らかにした。加えて、カテコールアミン系薬剤の添加物である亜硫酸ナトリウムがバソプレシンの残薬率低下することを解明した。これらの配合変化試験より配合変化早見表を作成し臨床で活用することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
救急・集中治療領域では、多くの注射薬が同一ルート内で配合されて投与されており、配合変化の危険性が高い。同一ルートで投与できるか判断するために配合変化試験を実施して評価し、その試験情報をデータベース化し医療現場へ還元した。本結果により、安全な注射薬の点滴ルート選択を実施することができ、より効果的で安全な薬物療法の提供が可能となった。
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