研究課題/領域番号 |
18K16550
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
佐野町 友美 山形大学, 医学部, 客員研究員 (20812465)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 悪性髄膜腫 / dCK / hENT1 / ゲムシタビン / 悪性髄膜種 / 髄膜腫 / HuR |
研究成果の概要 |
悪性髄膜種は外科手術と放射線療法で治療されるが未だ予後が悪い為、新規の薬物療法の開発が望まれる。我々は、悪性髄膜腫細胞にゲムシタビンが有効であることを報告したが、その理由は不明であった。本研究では、ゲムシタビン高感受性因子hENT1とdCKに注目し、その機序の解明に挑んだ。様々な悪性度の細胞株を用い、hENT1とdCKの発現が髄膜腫細胞の悪性度(WHO grade)やゲムシタビン感受性と正に相関することを見出した。ヒト髄膜腫病理検体に於いてhENT1とdCKは高悪性度髄膜腫で強く発現していた。髄膜腫細胞株において、hENT1とdCKの発現や機能を抑制するとゲムシタビンの感受性が低下した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では悪性髄膜腫のゲムシタビン高感受性の機序を解明するためにdCKとhENT1に着目し検討を行った。結果、dCKとhENT1がゲムシタビンの感受性に寄与していることが明らかとなり、ゲムシタビンの臨床応用を支持するとともに、それら分子が将来的に抗悪性腫瘍薬への反応性の予測因子として臨床応用可能となる可能性が考えられた。
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