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骨肉腫におけるWnt経路の役割および古典的経路と非古典的経路の相互作用の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16615
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

佐々木 純  信州大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20814122)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード骨肉腫 / Wnt経路 / Wnt5a / LRP5 / LRP6 / 古典経路 / 非古典経路
研究成果の概要

Wntは、βカテニンを介する古典経路と、それを介さない非古典経路によって骨形成を調節する。非古典経路のリガンドであるWnt5aは様々な細胞において古典経路に対して抑制的に働く。しかし骨芽細胞分化においては、古典経路と非古典経路は互いに協調しあい、非古典経路のリガンドであるWnt5aは、古典経路の共受容体であるLrp5/6の発現を調節することで古典経路を促進し、骨形成に対しても促進的に働くことが報告されている。本研究の結果、骨芽細胞系の悪性腫瘍である骨肉腫においても、Wnt5aは同様の作用を持つことが示唆された。さらにWnt5aの作用が骨肉腫の臨床成績と相関していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、小児に好発する悪性骨腫瘍である骨肉腫における、Wnt5aの新たな作用の存在を検証した。非古典経路のWnt5aは、古典経路に受容な共受容体であるLRP5/6の発現を調節していることが示唆された。そして臨床検体におけるLRP5/6やさらに下流のβカテニンの発現と臨床成績とには関連が認められた。この経路は骨肉腫の新たな治療標的となる可能性があると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Clinical outcome of osteosarcoma and its correlation with programmed death-ligand 1 and T cell activation markers2019

    • 著者名/発表者名
      Yoshida Kazushige、Okamoto Masanori、Sasaki Jun、Kuroda Chika、Ishida Haruka、Ueda Katsuya、Okano Satomi、Ideta Hirokazu、Kamanaka Takayuki、Sobajima Atsushi、Takizawa Takashi、Kito Munehisa、Aoki Kaoru、Uemura Takeshi、Haniu Hisao、Kato Hiroyuki、Saito Naoto
    • 雑誌名

      OncoTargets and Therapy

      巻: Volume 12 ページ: 2513-2518

    • DOI

      10.2147/ott.s198421

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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