研究課題/領域番号 |
18K16617
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
河村 真吾 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30456511)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 腱再生医療 / 再生医療 / 腱 / 腱細胞 / 筋線維芽細胞 / Scx / αSMA / 加齢 |
研究成果の概要 |
腱細胞に生来備わる再生能力を規定する分子制御機構を解明するため、若齢および高齢マウスのアキレス腱損傷モデルのRNAシークエンス解析を行い、若齢マウスの損傷腱で特異的に活性化するシグナルXを同定した。若齢マウスのアキレス腱損傷モデルにおいて、腱損傷後2~3日でシグナルXが最も活性化すること、そしてシグナルX阻害剤投与によって腱再生が阻害されることを確認した。さらに、腱細胞特異的にシグナルX活性化が誘導可能な高齢マウス(Scx-CreERT2/Gene A flox/flox)のアキレス腱損傷モデルにおいて、腱再生の改善を認めた。生理的腱再生を制御する分子制御機構の1つとしてシグナルXを同定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱組織は再生能力が低いため、損傷した腱の修復には年単位を要し、生理学的に健常な腱の状態へ再生することは困難である。本研究では、腱細胞の再生能力を規定する分子制御機構の一つとしてシグナルXを同定した。本研究成果は、治療に難渋する成人・高齢者の腱疾患に対して、本シグナルを標的とした生理的腱再生を誘導する新規治療法の開発につながることが期待される。
|