研究課題/領域番号 |
18K16639
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
田宮 大也 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, リハビリテーション科 部長 (70811686)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 悪性骨軟部腫瘍 / フェロトーシス / SHARPIN / 悪性軟部腫瘍 / 淡明細胞肉腫 / PRMT5 |
研究成果の概要 |
淡明細胞肉腫における原因遺伝子EWS-ATF1の結合タンパク質やSHARPINおよびPRMT5によるMITFへの影響を確認できなかったが、TCGA datasetにおける悪性軟部腫瘍265例の解析にてSHARPINの高発現が予後不良と関連することが分かった。またSHARPINのノックダウンを行ったところ鉄依存性細胞死フェロトーシス感受性が低下したことからSHARPIN高発現と関連した予後不良肉腫に対してferroptosis誘発剤がより効果的に抗腫瘍効果を示す可能性が示唆され、今後の研究発展が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性骨軟部腫瘍(肉腫)は難治性希少がんであり有効な化学療法が少なく新たな治療薬の開発が強く望まれている。本研究にてSHARPINと予後不良との関連および鉄依存性細胞死フェロトーシスへの関与を解明できた。本研究を礎にして、今後肉腫における新規抗がん剤治療としてフェロトーシスの有効性を明らかにし肉腫患者の予後を改善させるため臨床応用を目指したい。
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