研究課題/領域番号 |
18K16652
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
吉田 和薫 信州大学, 医学部, 特任助教 (60770774)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 骨肉腫 / 抗PD-1抗体 / Wnt / PD-1 / 免疫細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は骨肉腫に対する抗PD-1抗体の有用性の評価と投与時の腫瘍微小環境における免疫細胞の動態について評価したものである。今回の結果から、骨肉腫異所性移植マウスモデルにおいて抗PD-1抗体(4H2)の長期投与により腫瘍体積の増大が抑制され、全生存率が改善することが分かった。また、抗PD-1抗体投与により制御性T細胞(Treg)が減少したが、中でも活性型Treg(Ki67+)が減少していた。また、骨肉腫臨床検体においてWnt3a, Lrp5, Wnt5a陽性が相関することが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は、抗PD-1抗体が骨肉腫の腫瘍体積の増加を抑制し、全生存率を改善することを示した。また、抗PD-1抗体投与により腫瘍内のTregが減少することが分かり、抗PD-1抗体の抗腫瘍効果における新しいメカニズムを示唆している。これらの研究成果は骨肉腫の治療における抗PD-1抗体を考えるうえで重要な基礎データとなる。また、臨床検体を用いた検討の結果は骨肉腫においてWnt古典経路及び非古典経路が協調的に働いている可能性を示しており、病態の理解やそれに伴う新規治療法の確立において有用な結果である。
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