研究課題/領域番号 |
18K16662
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
齋藤 太一 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70644384)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エンテーシス / 再生医療 / メカニカルストレス |
研究成果の概要 |
腱骨接合部組織であるエンテーシスは腱・靭帯と骨という組織学的に大きく異なる運動器を連結している重要な構造である。本研究では期間培養モデルを用い、アキレス腱付着部にメカニカルストレス負荷を加え、構造変化にどのような影響をおよぼすのかについて調査した。本研究の結果適切なストレスではエンテーシスの構造が維持され、強負荷では腱付着部の石灰化など変性を生じることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱付着部は組織学的にも大きく異なる運動器を連結している重要な構造であり、故にその損傷は大きな問題となり、治療介入が必要とされる。しかし残念なことに、従来の保存療法・手術療法を含めた治療法ではエンテーシスの正常構造を再構築できず、治療後に再断裂が生じることが問題点として挙げられる。そこで再生医療の発展が望まれるが、そのためには組織発生・変性メカニズムについて理解する必要がある。本研究によりメカニカルストレスの強弱が直接的に腱付着部の構造変化に関与することが明らかとなった。今回解明されたメカニカルストレスとの関係が今後腱着部の病態解明、再生治療の一助となりうる。
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