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前立腺オルガノイドを用いた慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16699
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

北野 弘之  広島大学, 病院(医), 助教 (60721933)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード慢性前立腺炎 / 慢性骨盤痛症候群 / 前立腺オルガノイド
研究成果の概要

慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群の患者14例の前立腺組織を採取し、軽症4例、中等症7例、重症3例に分類した。それぞれの症例をコントロール群、エビプロスタット投与群、タダラフィル投与群に分けて薬剤添加した後にRNAを抽出し、パラフィンブロックを作成した。継代したオルガノイドは5例にコンタミを認めたため、RNAシークエンスは11例で施行した。その結果、軽症、中等症、重症のそれぞれ3群で、IL-6とMAOAとSTAG2とCalbindin28Kが有意な変動を認めた。そのため、慢性前立腺炎/慢性骨盤症候群の患者100例の免疫染色を行い、それぞれが有意に重症患者での発現に変動を認めることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群は男性の約半数が生涯に一度は経験する症状のひとつと言われている。ただし標準的治療は確立されておらず、その痛みや排尿障害に対して対処療法が一般的である。今回の研究にて、症状が顕在化しやすい慢性前立腺炎/骨盤痛症候群の中等症や重症例で有意に発現の変動を認める遺伝子が明らかになった。これらは治療標的として活用できる可能性があり、創薬に向けた展望が明らかになったと思われる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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