研究課題/領域番号 |
18K16703
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
片岡 智哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20737928)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 抗がん剤 / 性機能 / 小児 / 男性性機能 / 男性性機能障害 / AYA / テストステロン / 小児期 / 勃起障害 |
研究成果の概要 |
小児期における抗がん剤治療が将来の性機能に及ぼす影響を明らかにするため、大規模データベース解析により検出されたED発症のリスクを増大させる抗がん剤を小児期のラットに投与したところ、将来の性機能へ影響を及ぼす可能性が示唆された。実際の抗がん剤治療を行う際、男性性機能障害回避のために抗がん剤治療を中断させることはできない。そのため、抗がん剤治療と並行できる、もしくは抗がん剤治療後に男性性機能を改善させる治療法の開発が必要である。引き続き、これらの抗がん剤による勃起障害発症のメカニズムを明らかにすることで予防法を構築することや治療法の開発へと応用させたい。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで抗がん剤による男性性機能への影響に関しては研究が皆無であり、学会報告も存在しないのが現状である。また、現時点ではガイドラインが存在せず、申請者が現在進行している研究が世界で初めて実施されるプロジェクトである。 申請者らの大規模副作用データベースを用いた研究とラットを用いた薬理学的研究により、抗がん剤の中にも勃起機能を低下させる可能性を明らかにした。これらの抗がん剤は小児がんに対して汎用されており、可及的速やかに解明が必要である。本研究により、抗がん剤治療後の男性性機能に関するガイドライン作成の発端となることが期待される。
|