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マウス胎盤形成時の脱落膜に出現する新規のGFAP/S100β陽性細胞の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K16761
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

鏡 京介  金沢大学, 附属病院, 助教 (80748616)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードマウス胎盤 / マウス脱落膜 / GFAP / S100β / 組織透明化
研究成果の概要

胎盤形成時に出現するGFAP/S100β陽性細胞について解析を行った結果、当該細胞は免疫担当細胞とは異なる特性を有し、胎生10.5日目から脱落膜に出現し始めることを明らかにした。この細胞をGLAST-CreERT2システムで追跡するモデルを確立し、経時的に解析した結果、マウス脱落膜のみならず、ラビリンス層にも分布することが新たに分かった。この細胞は血管周囲に分布しており、何らかの血管透過性や収縮などの血管制御に関わる機能を有する可能性が示唆された。これまで知られているラビリンス構成細胞の各マーカーで染色したところ、いずれのマーカーも陽性にならないことから、新たな細胞であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回同定した胎盤形成期の脱落膜に出現するGFAP/S100β陽性細胞は、脱落膜の比較的大型な血管の周囲に分布しているだけでなく、ラビリンス層の胎児血管周囲にも分布していることから、何らかの血管制御に関わる可能性が示唆された。一方、中枢神経系におけるアストログリアは、血管周囲に分布し血管制御に関わることが知られている。マウス胎盤には、アストロサイトを仲介する血管制御機構があるという報告はなく、新たな観点から胎盤循環制御の機構が解明できる可能性があり、子宮内胎児発育不全や妊娠高血圧症候群の治療法・予防法の開発につながる点で本研究の意義は大きいと考える。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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