研究課題/領域番号 |
18K16763
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
山田 しず佳 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (40792643)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子宮体癌 / FES-PET / 妊孕性温存 / 黄体ホルモン療法 / ホルモン療法 / FES-PET / 妊孕性温存療法 |
研究成果の概要 |
エストロゲン受容体イメージングであるFES(16α-[18F]18Ffluoro-17β-estradiol)-PET検査で、若年早期子宮体癌患者に対する妊孕性温存黄体ホルモン療法の治療効果を予測することができるかどうかを明らかにすることを目的とした。 完全奏功を示した2症例の治療前後でのFES-SUV低下率は44.2%, 46.2%と子宮筋層と比較して集積が同等に低下した。一方、病変が残存した症例のFES-SUV低下率は22.5%と、子宮筋層と比較しても集積が残存するということがわかった。症例数は少ないが、FES-PET検査が非侵襲的な治療効果判定として代用できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロゲステロン製剤を用いたホルモン療法は、増加傾向にある若年子宮体癌患者に対する唯一の妊孕性温存療法だが、その約4割が増悪・再発すること、治療効果判定として行う侵襲的な子宮内膜操作により自然妊娠率が低いことが問題になっている。本研究を通して腫瘍のFES集積変化がホルモン療法の治療効果と相関する傾向にあることがわかり、FES-PET検査により、ホルモン療法が有効となる症例を適切に選択し、さらに侵襲的な内膜操作を減らすことで治療後の妊娠率の改善にもつながる可能性が示唆された。
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