研究課題/領域番号 |
18K16769
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 滋賀県立総合病院(研究所) (2019) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
村上 隆介 滋賀県立総合病院(研究所), その他部局等, 医長 (40782363)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 卵巣癌 / 腫瘍微小環境 / トランスレーショナルリサーチ / CD276 |
研究成果の概要 |
卵巣高異型度漿液性癌の遺伝子発現プロファイルを反映した腫瘍微小環境に基づく病理組織分類は予後や治療感受性に関連することを報告した。最も予後良好な免疫反応型Immune Reactiveと最も予後不良な間質反応型Mesenchymal Transitionの遺伝子発現プロファイルを解析し免疫チェックポイント分子CD276が予後不良型の腫瘍と間質で高発現していることを発見した。卵巣癌自然免疫マウスを用いてCD276が免疫抑制因子として直接的なT細胞活性を抑制するのみならず、CCL2の発現を介して免疫抑制細胞であるM2マクロファージを誘導することを検証し、複数の免疫抑制経路を制御する治療を考案する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良な卵巣高異型度漿液性癌のMesenchymal Transitionにおいて、免疫抑制が腫瘍微小環境で高発現しているCD276により、直接的な活性化Tリンパ球への抑制効果と、間接的に免疫抑制系細胞であるM2マクロファージを誘導することで、免疫抑制環境をより強くさせていることを発見した。本研究で、難治性な卵巣癌に対して複数の免疫抑制経路を遮断する治療がより有効な治療戦略であることが示唆された。
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