研究課題/領域番号 |
18K16804
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
北島 百合子 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40380901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | エストロゲン受容体β / 骨格筋 / 女性のヘルスケア / 糖代謝 / エストロゲン欠乏 |
研究成果の概要 |
近年、加齢に伴い骨格筋が衰えるサルコペニアが注目されている。女性は加齢に伴い卵巣からのエストロゲン分泌が低下すると,全身的機能低下が出現する。今回、骨格筋の発育・再生に関与するとされるエストロゲン受容体(ER)βに着目し、骨格筋特異的ERβ欠損マウス(mKO)と筋幹細胞特異的ERβ欠損マウス(scKO)を作成した。mKOでは、筋線維面積と筋力のいずれも低下を示した。またscKOでは、筋再生力は低下を示した。エストロゲンは筋線維に発現するERβを介して筋線維の発育を促進する作用を持ち、筋幹細胞に発現するERβを介して筋再生を制御していることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、女性特異的な骨格筋制御のメカニズムの一端を明らかにすることができた。これまでにあまり考慮されることがなかった性差に注目した骨格筋研究の重要性を指摘することができた。
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