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子宮内膜症における制御性T細胞による免疫制御機構と病因病態への関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16808
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

田中 佑輝子  京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (50806297)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード子宮内膜症 / 制御性T細胞 / effector T cell / 子宮内膜症モデルマウス / 炎症性サイトカイン / 制御性T細胞 / 免疫 / Foxp3/DTRマウス / endometriosis / regulatory T cell / cytokine
研究成果の概要

子宮内膜症は慢性炎症性疾患と言われているが、免疫抑制能を持つ制御性T細胞(Treg)の子宮内膜症への関与についての報告は少ない。Tregの子宮内膜症への影響を調べるために、Tregが一時的に減少するFoxp3DTRマウスを用いて子宮内膜症モデルマウスを作成した。マウスモデルでは、Tregを減少させた群では対照群と比較し、有意に子宮内膜症様病変の重さと数が増加し、炎症性サイトカインや血管新生因子が有意に上昇した。
この結果よりTregの減少がeffector T細胞やマクロファージを活性化させ炎症性サイトカインや血管新生因子を増加させることによって子宮内膜症の増悪をもたらす可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮内膜症ではeffector T cellや炎症性サイトカインの増加により免疫応答が生じており、またTregの増加による免疫寛容が子宮内膜の異所性着床を促すのではないかと考えられてきた。この免疫寛容と免疫応答が同時に同部位で生じている矛盾に対しては大きな謎とされてきたが、我々の研究により、子宮内膜症ではTregが減少しており、免疫応答が活性化し、炎症によって子宮内膜症が悪化することが示唆された。これは我々が初めて報告した新たな知見である。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Exacerbation of Endometriosis Due To Regulatory T-Cell Dysfunction2018

    • 著者名/発表者名
      田中佑輝子, 森 泰輔, 伊藤文武, 小芝明美, 高岡 宰,片岡 恒, 前田英子,沖村 浩之,森 崇英, 北脇 城
    • 学会等名
      日本産科婦人科学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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