研究課題/領域番号 |
18K16854
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
高橋 優宏 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (50315800)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 好酸球性中耳炎 / IgG4 / IgG4陽性細胞 |
研究成果の概要 |
研究代表者は好酸球性中耳炎の中耳粘膜より、IgG4陽性形質細胞の発現を見出した。さらに好酸球性中耳炎の重症度は感音難聴の進行によって判断されるが、重症好酸球成中耳炎患者においてIgG4陽性細胞の有意な発現を見出した。重症好酸球性中耳炎患者の血清IgG4の有意な上昇は見られず、好酸球性副鼻腔炎の鼻茸中のIgG4陽性形質細胞及び血清IgG4の上昇が確認されたのとは異なった結果であった。好酸球性中耳炎及び好酸球性副鼻腔炎は類似疾患でありながら病態が異なる可能性が示唆された。また、好酸球性中耳炎5例の耳茸細胞におけるIL-4+抗CD4抗体等で刺激したが、in vitro IgG4産生は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は好酸球性中耳炎におけるIgG4の病態学的意義を発現および臨床の面から解析するものである。今後、中耳粘膜細胞に各種菌体成分や化合物を添加することでIL-5などのバイオマーカーを指標に好酸球性炎症への影響を評価するモデルを施行することにより、難治性上気道炎症の病態解明につながると期待できる。
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