研究課題/領域番号 |
18K16863
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
中村 有加里 金沢医科大学, 医学部, 助教 (80769117)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 脳透明化 / 嗅覚中枢再生 / 嗅神経芽細胞 / Rostral migratory stream / 認知症 / 神経芽細胞 / IGF-1 / 透明化 / 嗅神経 |
研究成果の概要 |
脳において神経新生が見られるのは海馬と嗅球のみと言われている。嗅球の神経新生は側脳室から細胞が発生し、あるルートを通って嗅球内に運ばれる。その動態を立体的に捉えることで、より明瞭な神経新生のメカニズムを知る事が出来る。今回の研究期間において、マウスの脳を500μm厚で全体を透明化し、その中に見られる神経芽細胞のみを免疫染色で描出した。立体的に、神経芽細胞が側脳室から嗅球へ螺旋状に移行していく姿を確認する事ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の研究目標として、嗅神経芽細胞の神経新生を促進する事で、嗅覚の再生につながる可能性について検討を予定しているため、促進因子の投与と非投与との変化を明らかにすることが必要となる。 今回の研究成果は、神経新生の動態を立体的に行う事により、その投与、非投与での差を一目瞭然とできる可能性があると考えられる。 この研究により、認知症の前駆症状とも言われる嗅覚障害の改善から、認知症予防につながる可能性を考えている。
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