研究課題/領域番号 |
18K16971
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
松山・オジョス 武 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 客員研究員 (50756054)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メラノプシン / 非視覚機能 / 概日リズム / 非イメージ形成 / 非イメージ形成視覚 |
研究成果の概要 |
我々の眼は視力以外にもさまざまな形で光入力を利用している。例えば、網膜に当たる光を調節するため、明るいところでは瞳孔を小さく、暗いところでは瞳孔を大きく調整している。また動物の睡眠・活動サイクルもこのような非視覚機能の光入力によって調整されていることが知られている。このような視覚とは別の光生理機能を非視覚機能、あるいは非イメージ形成機能として知られている。本研究ではさまざまな光環境下でマウスの行動リズムをモニターするこで非視覚機能の応答特性を検討した。その結果、非視覚機能は視覚機能とは異なる非視覚応答独自の特徴があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会は室内外照明やテレビ、PC、タブレットや携帯などのモバイルデバイスから光刺激を絶えず受け取っており、光による意図せざる副作用も懸念されてい る。本研究では視覚以外の光応答機能を担うメラノプシンの応答特性に注目した。本研究では非視覚機能の応答特性が視覚機能のものとは異なることを示すだけでなく、光環境が行動リズムに大きく影響することを確認した。 このように非イメージ形成機能の理解を深めることで、現代社会の人工的で不規則な光環境の悪影響を軽減することができると考えている。
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