研究課題/領域番号 |
18K17007
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
大槻 祐喜 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (70631969)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 骨分化誘導 / W9ペプチド / BMP-2 / ラット / 再生医療 / 死亡幹細胞 / W9 / BMP2 / 脂肪幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / 骨分化 / マウス / 骨再生 / 骨欠損 / WP9QY / ペプチド |
研究成果の概要 |
In vitro:コントロール群では石灰化による結晶はアリザリンレッド染色で確認できなかったが、W9(骨分化誘導ペプチド)による骨分化誘導群で石灰化による結晶成分が見られた。しかし400-450nmでの吸光度測定では統計学的に有意差はなかった。 In vivo: ①ネガティブコントロール:動物実験用CTにて肉芽組織の増生所見がみられた。②1μg W9 ペプチド(投与+脂肪幹細胞移植:動物実験用CTにて軟部組織の肥大はみられたが、石灰化はきたさなかった。③1μg W9ペプチド(WP9QY:骨分化誘導ペプチド)+10μgBMP-2移植:対側と比較して皮下組織の増生を認めるが、石灰化は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
in vitroの実験でアリザリンレッド染色にて石灰化沈着を認めたが、in vivoの実験では各群脂肪幹細胞を移植した部位に皮下組織の増生などが見られるもののW9ペプチドによって石灰化沈着などの骨分化誘導を引き起こさなかった。これはW9の骨分化誘導が単純な皮下組織内の環境で骨分化作用を誘導できるほどの安定的なペプチドではなく、安定的に働くための周囲の環境(足場の工夫)が必要であり、臨床の現場で脂肪幹細胞とW9ペプチドを用いた血管柄付き骨皮弁を作成するためにはよりW9を有効に働かせるための足場の工夫が必要であることが示唆された。
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