研究課題/領域番号 |
18K17068
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2019) 岡山大学 (2018) |
研究代表者 |
吉原 久美子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (90631581)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 根面う蝕 / グラスアイオノマーセメント / 修復材料 / ポリマー / 接着強さ / 歯質接着 / 界面 / 化学分析 |
研究成果の概要 |
グラスアイオノマーセメントはフッ素徐放性などの利点がある一方、機械的強度、歯質接着性は大きくなくまだ改善の余地がある。本研究では,新規高機能ポリマーの合成として,ポリビニルアルコールなどのポリマーにリン酸基,ホスホン酸基,カルボン酸基の置換量を変化させ付与したポリマーを合成し,そのポリマーの化学的・機械的性質を解析した。さらに,合成した新規ポリマーをグラスアイオノマーセメントに添加し,機械的性質,歯質接着性の向上させた新規根面う蝕材料の開発・実用化を検討した。新規ポリマーの添加により、歯質接着性、機械的性質を向上させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根面う蝕を持つ高齢者が増加している。コンポジットレジンでの修復が難しい場合にはグラスアイオノマーセメントが用いられるが、強度などが十分でなく新たな根面う蝕用材料が望まれている。新規ポリマーの添加により、歯質接着性、機械的性質を向上させることができた。本研究により、グラスアイオノマーセメントのポリマー成分の改良によって,機械的特性,接着性を向上させることができることが示唆された。根面う蝕用の治療材料として実用化できる可能性を持っている。
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