研究課題/領域番号 |
18K17088
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松岡 隆 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (80807032)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 歯科インプラント / 有限要素解析 / インプラント |
研究成果の概要 |
歯科インプラント治療において,インプラント間の歯間乳頭の再建は最も困難な治療の一つであり,インプラント間歯槽骨の維持は審美性の確保のために必要不可欠である.アバットメント連結様式やインプラント間距離は,インプラント間歯槽骨の維持に大きく影響を与える因子である.一般的に,インプラント間距離が3 mm未満になるとインプラント間歯槽骨が喪失するとされている.3次元有限要素解析を行った結果,インプラント間距離がたとえ3 mm未満になった場合でも,コニカルコネクションタイプを有するアバットメント連結様式が力学的に有用であることが示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,アバットメント連結様式と埋入条件の差異によるインプラント間歯槽骨の応力とマイクロギャップの比較検討を行い,力学的に最適なアバットメント連結様式はコニカルコネクションタイプであることが示唆された.また,コニカルコネクションのインプラントを使用した模型実験を行うことで,チタンベースタイプを有するアバットメントが力学的に有用であることが示唆された. 審美領域に隣接する2本のインプラントを埋入する際の,インプラントやアバットメントのデザインの選択に重要な示唆を与えたことになると考えられる.
|