研究課題/領域番号 |
18K17115
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
小飯塚 仁美 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (80783349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 上顎欠損 / 口腔内圧 / 音圧 / 顎義歯 / 発音 |
研究成果の概要 |
顎義歯を装着した上顎欠損患者と健常者を対象として、小型大気圧センサを口腔内に設置し/pa/音を発音した時の口腔内圧を測定した。同時に普通騒音計による発音時の音圧を測定し、口腔内圧と音圧の関係について検討を行った。 最大音圧と最大口腔内圧は、上顎欠損患者は顎義歯の装着の有無にかかわらず健常者との間に有意差を示さなったが、顎義歯装着により口腔内圧は有意に増加した。また、発音時の口腔内圧と音圧には相関関係があり顎義歯の装着により相関が変化した。その結果、相関係数と回帰式の傾きの変化より、顎義歯の適合性による封鎖効果について推測する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上顎腫瘍切除術後の患者は鼻腔・副鼻腔に交通する実質欠損を生じ、咀嚼・嚥下・構音に障害を抱える。顎義歯を装着し機能回復を図るが、顎義歯の適合による封鎖効果は発音に必要な口腔内圧産生に影響を与える。従来、臨床において顎義歯の封鎖効果は、発音時や嚥下時の呼気や液体の鼻孔からの漏出にて評価されてきた。これに対し、口腔内圧を指標として顎義歯の封鎖性を評価した報告はこれまでに見られなかった。本研究は、大気圧センサを用いて発音時の口腔内圧を測定し、口腔内圧と音圧から顎義歯の適合による封鎖効果について推測する可能性を得たことは有意義であり。臨床での治療効果の客観的評価方法としての可能性を得ることができた。
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