研究課題/領域番号 |
18K17122
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
沖 佳史 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (80806571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 骨再生 / チタンメンブレン / アルカリ処理 / チタン薄膜 / インプラント / GBR |
研究成果の概要 |
チタン薄膜は骨誘導再生術に頻用されるが,チタンは骨誘導能を持たない。従って,様々な表面改質がチタン薄膜に対して適用されている。そこで本研究ではチタン薄膜の生体活性効果について検討した。In vitroでの検討として,純チタン薄膜(コントロール群)を用意し,60 ℃の5N NaOHで24 時間処理した(アルカリ処理群)。試料を擬似体液に浸漬し,表面構造の観察を行った。In vivoでの検討として,ラット頭蓋骨に骨欠損(直径6 mm)を形成し,試料にて被覆,もしくは未被覆とし,4週間後に組織標本を作製し,組織形態計測を行った。その結果,アルカリ処理群は高いアパタイト形成能および骨形成能を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のような生体活性を持つチタンメンブレンは,チタンメンブレンの持つ高い機械的強度のため,広範囲における骨欠損において高い空間保持能を持つ.また,チタンに対しては多くの表面処理が検討されており,申請者の先行研究においても,チタン薄膜構造体に対するアルカリ処理は骨形成を促進することが明らかになっている。これらのことから,本研究で開発されたチタンメンブレンは,骨再生療法に用いる生体材料として有用であることが期待できる.
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