研究課題/領域番号 |
18K17131
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
横山 愛 日本大学, 松戸歯学部, 専任講師 (70610252)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 唾液腺 / 分泌機能亢進因子 / 細胞増殖 / BMP2 / 耳下腺初代培養細胞 / 分泌機能亢進 |
研究成果の概要 |
本研究では分泌機能が低下した唾液腺に対して、分泌機能を亢進させる因子を同定することを目的として研究を行った。 マウスの片側耳下腺排泄導管を結紮し、片側耳下腺の傷害モデルマウスを作製した。傷害側と非傷害側の耳下腺を用いてDNAマイクロアレイを用いた解析を施行した。コントロールの耳下腺と比較して、傷害側の耳下腺で発現量が2倍以上増加した遺伝子の中から分泌機能亢進因子の候補の抽出を行った。本研究で我々は、細胞の分化や増殖に関わる遺伝子として知られているBmp2を唾液腺機能亢進因子の候補として検討を進め、耳下腺腺房細胞初代培養細胞において、BMP2は細胞増殖を促進させる作用があることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唾液は口腔内環境を健康に保つために重要な役割を果たしている。高齢者は唾液の分泌量が低下することが知られている。本研究では、唾液分泌機能亢進因子としてBMP2を見出し、BMP2は腺房細胞を増殖させる役割があることを明らかにした。高齢化が進み、3人に1人が総義歯を使用する現在の社会において、唾液は義歯吸着にも関与していることから、唾液を産生する腺房細胞を増殖させる因子を見出したことは大変大きな意義がある。唾液の分泌機能を回復させる研究としては、器官再生による再生医療の研究が盛んにおこなわれている中で、高齢者へ侵襲がより少ない方法で唾液腺機能の回復を目指すことは学術的にも大いに意義がある。
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