研究課題/領域番号 |
18K17145
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
東山 亮 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (50781663)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / ウルトラディアンリズム / 顎運動 / 脳波 / パワースペクトラル解析 / 動物モデル / ウレタン / 咀嚼リズム / ブラキシズム / 睡眠 / 麻酔 |
研究成果の概要 |
ウレタン麻酔を施した実験動物において、脳波、呼吸、心電図、顎筋筋電図および化学運動を記録した。振幅の異なる脳活動を有する期間が周期的に繰り返された。これらの脳波状態をδ帯域、θ帯域の活動量をもとに、ノンレム睡眠様state、レム睡眠様state、どちらにも該当しないTransition stateに分類できた。顎運動を観察すると、これらのstateの変化に応じて、下顎運動のパターンが変化することがわかった。また、咬筋の反復性の活動とともに、下顎の側方運動を繰り返し歯ぎしり様の雑音を伴うエピソードが発生していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、ウレタン麻酔下で生じる周期的な脳波活動状態の変化に伴って、顎の運動を調節する神経ネットワークの活動モードが変化することから、脳内全体の活動のバランスの変化が、無意識下で発生する歯ぎしりの発生要因であることを示唆する点で学術的に重要である。本研究成果は、歯ぎしり発生の神経メカニズムを明らかにする解明したり、治療法や診断方法を開発するうえで有用な新しい実験系を開発できた点で意義がある。
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