研究課題/領域番号 |
18K17150
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松崎 達哉 九州大学, 歯学研究院, 助教 (70736694)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 歯科インプラント / バイオメカニクス / 骨吸収 / マイクロギャップ / メカノバイオロジー / インプラント周囲炎 / FEM |
研究成果の概要 |
インプラントにプロビジョナルを装着し咬合力を負荷した際、特定の連結様式では最初の1年間でソーサライゼーションと呼ばれる1~1.5mmの骨吸収が起こると言 われている。これに影響を与える要因の一つとしてインプラントーアバットメント間に存在するマイクロギャップが注目されている。上部構造が応力を受けマイクロギャップが離開することで同部からの細菌や炎症性物質の 漏出が起こり骨吸収が誘発されると言われている。本研究では連結様式の違うインプラントにおいてギャップからの起炎物質の漏出量の違いを評価し、骨吸収に対してより有利なインプラント結合様式およびマイクロギャッ プの位置について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科インプラントが開発されて久しく、欠損補綴の治療のオプションとして知名度も高くなり、インプラント治療を経験する患者が増えてきた。 その中でインプラント周囲骨が吸収するインプラント周囲炎によるインプラントの喪失が問題となっている。本研究においてインプラント周囲炎を引き起こす初期骨吸収とマイクロギャップの関係を明らかにすることで、生体力学的にみた、骨吸収を起こしにくい補綴装置の設計基準を示唆し、インプラント周囲炎の発生率を減少させることができる。
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