研究課題/領域番号 |
18K17162
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 (2020-2021) 宮崎大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
纐纈 衆 東北大学, 歯学研究科, 助教 (20806335)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自己フィブリン糊 / 自己フィブリン / 上皮再生 / フィブリン糊 / 上皮形成 |
研究成果の概要 |
臨床試用では期待されていた自己血フィブリン糊の安全性,簡便性などのほか,疼痛や瘢痕形成軽減および創部治癒促進などの効果も認められ,自己血フィブリン糊の優れた上皮形成能を示唆する成果であった.自己フィブリン糊の上皮形成能について上皮欠損マウスモデルを用いて評価した.上皮形成能をHE染色および免疫染色にて評価した.免疫組織学的には、Laminin,VEGF,Cytokeratinにて上皮形成および血管新生が確認できた.またMacro評価では上皮の迅速な再生が認められ、自己血フィブリン糊による創部処理は,上皮形成能に優れ,創傷治癒効果を期待できる結果となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実績のある自己血輸血療法は,医療費の観点および安全性の面から,国内外で改めて注目されている.自己血由来の濃厚赤血球と新鮮凍結血漿を副産物で得られ,さらに汎用性の高いフィブリン糊が得られる本法については,大きな役割を持っているとされる.現在,当分野が先駆けて,臨床展開が盛んであるが,自己血貯血の機会が多く,フィブリン糊を外科手術で使用する,心臓血管外科,婦人科,脳神経外科,耳鼻科,整形外科,消化器外科,呼吸器外科などでの臨床応用や臨床研究が始まっている. 本研究は自己血フィブリン糊の新たな使用展開を示すことでき,重要な意味を持つと考える.
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