研究課題/領域番号 |
18K17177
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
大谷 泰志 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90609504)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人工知能 / ソフトコンピューティング / 口腔がん / 口腔粘膜疾患 / 口腔潜在的悪性疾患 / 診断支援 / AI / webアプリケーション / 特許 / 画像診断 / 診断 / 粘膜疾患 |
研究成果の概要 |
口腔粘膜疾患の臨床診断では視診が大きなウェイトを占めている。そのため画像だけでもある程度の臨床診断が可能である。口腔粘膜疾患は疾患によって様々な特徴を有する。粘膜の白斑や発赤、その形状、あるいは表面性状などである。その視覚的な特徴から疾患の分類を行うAIを開発してきた。このシステムは、疾患名を100%に近い精度で示すものよりも、「がんかもしれないものを見落とさない」ものを目指してきた。本研究のひとつの成果として、2021年に特許を得ることができた。現在web上で動作するアプリケーションとしてテストと機能の向上を行なっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔粘膜疾患の中には「口腔潜在的悪性疾患」と呼ばれる癌化する可能性のあるものが存在する。この中には痛みや刺激物が染みるといった自覚症状に乏しいものも存在し、気づいたときには癌化していた、あるいは癌が進行してしまったということもある。口腔癌は治療をしても、咀嚼や発音と言った機能だけでなく、顔の形や傷などの見た目にも大きな悪影響を与えてしまう。そのため、より早期に、癌化する前の段階で発見と治療を行ったほうが良い。口の中を一番よく見ているのは歯科医である。専門的に口腔粘膜疾患を診ている口腔外科の経験をAI化してアプリケーション化し、口腔粘膜疾患に目をむけ早期発見と治療を可能とするための研究である。
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