研究課題/領域番号 |
18K17203
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
杉浦 圭 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (50771086)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / リンパ節転移 / がん微小環境 / 口腔がん / PDXマウスモデル / 口腔癌 / xenograft model / PDXモデル / 同所移植 / HIF-1 |
研究成果の概要 |
口腔癌のリンパ節転移は患者の予後に関わるファクターである。本研究では、実際に患者の口腔癌細胞をマウスへ同所移植を行うPatient-derived-xenograft(PDX)同所移植モデルを確立し、癌本来の微小環境が再現された状態の同モデルを用いて口腔がんのリンパ節転移のメカニズムの解明を目的とした。 口腔癌患者より採取した腫瘍検体を免疫不全マウスであるNOGマウスの舌側縁へ外科的に移植した同所移植モデルの確立を行い舌腫瘍の増大を確認し、その後検体採取を行い微小環境の状態を観察した所患者の口腔癌組織は一部構造を維持した状態であることが確認された。また切除により低酸素が生じることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌治療において進行癌や頚部リンパ節転移を有する症例の予後は不良で、過去数十年においてほとんど改善は見られていない。近年は従来の画像検索に加えて、センチネルリンパ節生検などを用いた診断法の開発がなされているが、診断精度の劇的な変化は見られていない。本研究では口腔扁平上皮癌の頚部リンパ節転移のメカニズム解析をPDXモデルを用いることでより臨床に即したがん生物学においてみられたことからより高い学術的意義が期待される。
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