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加齢と全身麻酔が体内時計に与える影響;遺伝子改変マウスを用いた時間生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K17231
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

佐古 沙織  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (50759933)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード術後せん妄 / 体内時計 / 加齢 / 吸入麻酔薬 / 遺伝子改変マウス / 時計遺伝子 / 時間医学 / 術後合併症 / 時間生物学的解析 / 全身麻酔
研究成果の概要

全身麻酔後にせん妄や睡眠覚醒障害などを発症する患者がいるが、我々はこれが海外旅行時の時差ボケと同じような「体内時計」の障害に原因があるのではないかと考えた。そこで本研究では、全身麻酔が「体内時計」に与える影響について、遺伝子改変マウスを用いて検討することを目的として開始した。
本研究期間において我々は、遺伝子改変マウスを時間生物学的実験を行う上で最適な飼育環境を整え、マウスの視交叉上核から時計遺伝子の1つであるperiod2の発現を観測することに成功した。今後は、この手法を用いて全身麻酔後に時計遺伝子がどのような影響を受けるか研究を続ける方針である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くの疾病には発症や悪化をきたしやすい時間帯があることから、医療の分野では時間医学の概念が提唱され、疾患の予防や治療に生かそうとする試みが始まっている。我々は全身麻酔後にせん妄や睡眠覚醒障害などを発症するのは、体内時計の障害に原因があるのではないかと考え、遺伝子改変マウスを用いてこのことについて検討を開始した。本研究はまだ途中経過の段階ではあるが、体内時計中枢の視交叉上核において時計遺伝子の発現を観察することができたため、今後はこの手法を用いて全身麻酔と体内時計との関係について検討を続ける予定である。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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