研究課題/領域番号 |
18K17234
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
仲川 洋介 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (00714875)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔がん治療 / 核外輸送蛋白 / EXPO1阻害剤 / exportin1 / 放射線照射 / 5-FU / CDDP / 核外輸送タンパク / EXPO1阻害 / がん増感 / 細胞内核外輸送タンパク / exportin1 / XPO1 inhibitor / 核外輸送タンパク阻害薬 / exportin 1 / 口腔がん |
研究成果の概要 |
本研究では、核外輸送タンパクであるEXPO1阻害剤を使用することで、がん抑制遺伝子産物を核内から核外に輸送する機能を減弱させて、放射線照射や抗がん薬との併用により殺細胞効果に増感を生じるか、がんの増殖抑制や促進遺伝子の発現に変化を認めるか分子生物学的視点からの検討を行うことを目的とした。 放射線や5-FU単独作用時と比較し、EXPO1阻害剤を併用することでDNA二本鎖切断が増加することで効率的なアポトーシスが誘導され、殺細胞効果に増感がもたらされると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の口腔がん治療である放射線や抗がん剤に、核外輸送タンパクであるEXPO1阻害剤を併用することで増感効果がも取らされるのか否かを検討した研究は見当たらず、新規性が高い研究と考えられる。 本研究は細胞レベルでの初期段階の研究であるが、既存の薬剤および治療方法の組み合わせで新たな治療方法を模索することは、新規の薬剤や治療機器を生み出すことに比べ費用的にもコストがかからず社会的な意義も大きいと考える。
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