研究課題/領域番号 |
18K17239
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
内堀 雅博 東海大学, 医学部, 助教 (50749273)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Liquid biopsy / cfDNA / 口腔がん / OSCC / NOTCH1 / 再発転移 / 口腔扁平上皮癌 / PDXモデル / NOTCH / 遺伝子解析 / 液体生検 / Liquid Biopsy / ctDNA / NOTCH1変異 / liquid biopsy |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌(OSCC)における無細胞DNA(cfDNA)濃度の変化と予後の関連性の解析、腫瘍組織のDNAとcfDNAの遺伝子変異解析を行った。10人の術前と術後1ヶ月、その後3ヶ月ごとのcfDNA濃度変化と予後の関連性を解析した。遺伝子変異解析は、34症例の腫瘍組織のDNAに対して行った。変異がある症例は、cfDNAの解析も行った。予後良好例は術前と術後のcfDNA濃度はほとんど変化しないが、予後不良例は死亡する約2~3ヶ月前からその濃度が急激に上昇した。遺伝子変異解析では、腫瘍組織のDNAに変異を認めた症例は、全ての症例でcfDNAにおいても0.06~1.49%で同じ変異を検出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でcfDNAは原発巣の遺伝子変異を反映しており、cfDNAの濃度変化と予後の関連性はさらなる解析が必要だが、死期の予測は可能である可能性が示唆された。 cfDNAを解析する前提として腫瘍のDNAを反映している必要があるが、これらの解析を行っているOSCCの研究は少ないため、今後のOSCCにおけるcfDNA研究の参考となる。また、死期を知ることができるとそれに向けた準備をすることができる。これを予測することができると患者本人や家族にとって有意義な効果をもたらすと考える。さらなる解析が必要であるが、この精度を高めることは社会的な意義が十分にあると考える。
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