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GLP-1受容体作動薬が及ぼす破骨細胞形成および骨吸収への影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K17242
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

石田 匡彦  東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80770891)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード糖尿病 / 破骨細胞 / 糖尿病製剤 / 矯正学的歯の移動 / GLP-1作動薬
研究成果の概要

本研究では、GLP-1受容体作動薬を含むインクレチン関連糖尿病薬の破骨細胞形成、骨吸収およびそのメカニズムを解明するのが目的である。インクレチン関連糖尿病薬の破骨細胞形成における影響をin vitroおよびin vivoで評価した。インクレチン関連糖尿病薬は、破骨細胞形成を直接的には影響ないTNF-α発現を減少することでin vivoでの破骨細胞形成を抑制することがわかった。インクレチン関連糖尿病薬はTNF-α発現を減少することから、TNF-αが関与している矯正学的歯の移動の際に影響がある可能性が考えられる。この結果より糖尿病治療中の患者の矯正治療には注意が必要であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、歯科矯正領域において糖尿病を有する患者が増加している。糖尿病は生活習慣病の一つである。近年、新しい糖尿病治療薬として副作用の少ないGLP-1受容体作動薬を含むインクレチン関連糖尿病薬を使用する患者が増加している。このことからインクレチン関連糖尿病薬を使用している糖尿病患者において、矯正学的歯の移動にどのような影響が及ぼされているのか解明されていない。現在、歯科矯正領域において糖尿病を有する患者に対する治療のメカニズムは解明されていないのが現状であり、解明は急務な課題である。糖尿病治療患者に対する矯正学的歯の移動のメカニズムを解明できれば、矯正歯科医療分野に与える波及効果は極めて大きい。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] DPP-4 inhibitor impedes lipopolysaccharide-induced osteoclast formation and bone resorption in vivo.2019

    • 著者名/発表者名
      Ishida M, Shen WR, Kimura K, Kishikawa A, Shima K, Ogawa S, Qi J, Ohori F, Noguchi T, Marahleh A, Kitaura H.
    • 雑誌名

      Biomed. Pharmacother.

      巻: 109 ページ: 242-253

    • DOI

      10.1016/j.biopha.2018.10.052

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 破骨細胞形成、骨吸収および破骨細胞関連サイトカインの発現への糖尿病治療薬DPP- 4阻害剤の影響2018

    • 著者名/発表者名
      石田匡彦、沈威任、木村桂介、島和弘、北浦英樹
    • 学会等名
      日本矯正歯科学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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