研究課題/領域番号 |
18K17245
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
池田 侑平 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (50778511)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 下顎骨側方偏位 / 交叉咬合 / 顎関節 / 潤滑機能 / ルブシリン / Ihh / TGFβ / ルブリシン / TGF-β / 成長期 / 片側性臼歯部交叉咬合 |
研究成果の概要 |
成長期に発現する片側性臼歯部交叉咬合は、下顎骨側方偏位、すなわち顔面非対称を誘発し、機能面において顎顔面領域の正常な成長発育を阻害することが報告されている。本研究では、その下顎骨側方偏位の誘発および回復の機序について注目した。成長期ラットにおける顎関節機能障害モデル及び回復モデルを作成し、トルイジンブルー染色による顎関節の形態学的評価及び抗Ihh抗体をはじめとした免疫染色評価組を行うことにより、下顎骨側方偏位の誘発および回復の原因となる新たな経路を形態学的、組織学的観点から発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長期の片側性臼歯部交叉咬合に起因し、下顎骨側方偏位が起こることはいくつか報告されているもののそのメカニズムにおいては解明されていなかった。また、成長期における片側性臼歯部交叉咬合を回復した場合、下顎骨にどのような影響を与えるかに関しても未だ解明されていなかった。本研究においてそこに着目し明らかにすることで、「成長期患者の歯科矯正治療による臼歯部交叉咬合改善が、下顎骨非対称を予防し、顎顔面領域の正常な成長発育への有効となりうるか」という治療の機序や意義の解明につながるため、小児歯科及び矯正歯科の範囲において大きな可能性をもたらすことが考えられた。
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