研究課題/領域番号 |
18K17337
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
池谷 昌枝 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (00410499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Health locus of control / 健康寿命の延伸 / 栄養教育プログラム / 高齢者 / 体験型 / Health Locus of Control / 体験学習 |
研究成果の概要 |
本研究ではHealth Locus of Controlによる内的及び外的統制分類を行い、調理を統合した栄養プログラムを実施した。対象は、71.6±4.7歳の71名の男女で統制型に適合した教育プログラムと適合しない群で、開始時と終了時の行動目標達成個数と統制型の変化を比較した。その結果、行動目標達成個数に群間差は無いが、適合群はinternal得点と人数が有意に増加した。これより、統制型別教育媒体と体験型プログラムの有効性が示唆された。今後は、大規模実践的研究の実施と、有効性について検証することが必要である。更に、全国の管理栄養士が活用できるプログラムの確立と啓蒙を行うことが課題である
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は栄養教育プログラムを主観的統制型別に作成した点が特徴であり、各型に適合したプログラムを用いることにより自主的保健行動を生起し易い内的特性が高まることが示唆された。健康寿命延伸に対する国家の健康増進対策では健康日本21やスマート・ライフ・プロジェクトなど、令和2年では51億円の予算が計上されている。しかし、主観的統制感に着目した取り組みは行われておらず、一律的な働きかけに留まっている。これに対し、統制型別の栄養教育と調理を介した能動的参加によるプログラムの確立と一般化が実現した場合、健康寿命延伸に対する自主的保健行動の高まりと実効性の向上、ひいては高齢者の生活の質向上が期待される。
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