研究課題/領域番号 |
18K17351
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 獨協医科大学 (2020-2021) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
財津 將嘉 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (10372377)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 社会格差 / 職業 / がん / 循環器疾患 / 飲酒 / 媒介分析 / 病理組織 / HMGB1 / がん予後 / 加熱式タバコ / がん登録 / 免疫応答 / 最長職業 / リスク / 循環器 / アルコール / 生活習慣 / がん罹患リスク / 生活習慣因子 / 免疫機能 |
研究成果の概要 |
日本標準職業分類及び日本標準産業分類に基づく新しい職業分類を確立した。この指標を用いて、臨床データと職業背景を用いたビッグデータ分析を実施した。日本で初めて、がんや循環器疾患などの生活習慣病について、職業間の差を明らかにした。また、社会経済学的背景によって異なる生活習慣リスクを発見した。特に、少量飲酒による各種がん罹患リスクを明らかにした。また、国民皆保険制度下においても、がん予後が職業間で異なることも日本で初めて明らかにした。更に、職業間の免疫機能の違いによりがんの病理組織が異なる可能性も発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米諸国で盛んに研究されている「命の格差を止める」という課題は、日本を含むアジア諸国などにおいても、国や地域の社会状況に応じて綿密に研究が行われることが必要である。日本では、国民皆保険制度のもと平等に医療が提供されているが、本研究によりがんリスクなどの社会格差が明らかになった。また、少量飲酒によるリスクなど、その機序が欧米諸国とは必ずしも一致しないことが明らかになり、日本独自の命の格差を止める研究を推進していく重要性が明らかになった。
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