研究課題/領域番号 |
18K17395
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
遠藤 源樹 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60739209)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 心疾患 / 病休 / 復職 / コホート研究 / 心筋梗塞 / 産業衛生 / 心血管疾患 |
研究成果の概要 |
心筋梗塞罹患社員のフルタイムでの勤務ができるまでの日数の中央値は69日で、参照となるがん罹患社員と脳卒中罹患社員の場合はそれぞれ、201日、259日であり、心筋梗塞罹患社員は、がん罹患社員や脳卒中罹患社員と比較して、かなり早期に、フルタイム勤務ができる健康状態に回復していたことが示唆された。心筋梗塞罹患社員における、短時間勤務もしくはフルタイム勤務のどちらかの勤務形態で復職するまでの日数の中央値は38日であり、がん罹患社員と脳卒中罹患社員の場合はそれぞれ80日、106日で、心筋梗塞は、がんや脳卒中と比較して、早期に復職しやすいことが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「心血管疾患と就労」に関するコホート研究はわが国では皆無であり、心血管疾患患者の病休日数、復職率、5年勤務継続率等、就労に関するエビデンスが殆ど無いのが現状であった。これらのデータにより、心血管疾患患者の病休制度・復職後時短制度等の検討資料等、政府の一億総活躍の最重要政策である働き方改革に寄与する、日本初の疫学的知見が得られ、社会に還元することができる。
|