研究課題/領域番号 |
18K17407
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
井平 光 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 研究員 (60516590)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 電子化医療情報 / リハビリテーション / コホート研究 / 疫学 / コホート / DPC / レセプト |
研究成果の概要 |
本研究では、電子化医療情報を用いて、リハビリテーションの回復過程に影響を与える入院前の生活習慣および生活環境を検討した。リハビリテーション料の内訳は、運動器リハビリテーションが最も多く、約3割の対象者で、入院中にADLの改善が見られた。入院中にADLが低下する要因には、入院前の糖尿病歴などが関連する可能性が示唆された。今後は、疾患別リハビリテーションにおけるADLの変化と生活習慣との関連性を検討し、3次予防の具体的な対策を提案していくことが必要であると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリテーションの回復過程に影響を及ぼす関連要因を、前向きコホート研究によって検証した研究はなく、早期の社会復帰を見据えた、三次予防に関連する生活要因を探索することが求められている。本研究では、地域在住の約11万人を対象とし、生活習慣に関するアンケート情報と、入退院時の電子化医療情報を用いて、入院中にADL変化に影響を与える生活習慣の一部を明らかにした。リハビリテーション分野において、疫学的な観点からリハビリテーションの効果に関する生活習慣や生活環境の改善策を検証した研究は限定的であり、今後も継続した取り組みが必要である。
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