研究課題/領域番号 |
18K17441
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 綾子 東京医科大学, 医学部, 准教授 (10410200)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 脳血流量 / 教育効果 / 視線動向 / アクティブラーニング |
研究成果の概要 |
看護のシミュレーショントレーニングの効果を脳血流量(Near Infrared Spectroscopic:NIRS)の変化を測定し、客観的なデータとして分析を行った。①シミュレーショントレーニングで患者を観察する、②直接に患者の観察と援助にかかわる、③ディブリーフィングを行う、3つの場面の脳血流量の比較を行った。①と②の間、①と③の間には、脳血流量の有意差が見られた。しかし、②と③の間には有意差がないことから、学習者全員がシミュレーショントレーニングにおいて、患者役に直接の看護援助を行わなくとも、ディブリーフィングにおいて同様に脳活動が活性化されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、看護のシミュレーショントレーニングの効果を脳血流量という客観的な生体データを測定することにより、直接のシミュレーションの場面の体験と、その体験を振り返る学習を行う場面での脳活動の活性化から、教育効果について示唆を得たことにある。新興感染症や患者のプライバシー保護の観点などから、看護の臨地実習が制限される状況がある中で、シミュレーショントレーニングにおける学習効果を示すことは、教育機関内での代替実習における教育効果の可能性を示すものであり、社会的な意義があると考える。
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