研究課題/領域番号 |
18K17443
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
渡辺 真弓 関東学院大学, 看護学部, 講師 (60801537)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 心理的安全 / 可視化 / 病院 / 組織的学習 / 長時間労働 / 医療 / 人的資本経営 / 質問紙調査 / 医療施設 / 創造性 / 標準化 / 病棟 / 対策 / モチベーション / 看護職 / 病院組織 / マネジメント |
研究成果の概要 |
インタビュー調査、文献検討、尺度開発、5病院に対するアンケート調査、可視化資料開発プログラムの作成を行った。研究開始当初は長時間労働対策を病院・部署に提案できることを目指して開始したが、研究の進行と共に組織において抜本的な解決のための変化を起こし、維持させる力として心理的安全に着目し、尺度開発や調査を行った。最終的に、データの専門知識を持たない看護部長・師長にとっても短時間で必要な情報を把握可能な資料を作成した。可視化資料は、調査を行った病院の看護部長から高い評価を得られた。この資料を即座に作成して自組織の状況を把握するために活用できるプログラムも作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第1に長時間労働やその削減を目指す際に重視すべき視点を提供できたことがある。「時間」という分かりやすい指標を闇雲に追求するだけではなく、労働負担そのものや医療の質、モチベーションへの追求も忘れてはならない。第2に、抜本的な対策を実施するためにはどうしたら良いか、ということへの視点を提供できたことにある。長時間労働に限らず、問題への対策を行うことはすなわち「変化」を起こすことであるが、そのために重要な要素として心理的安全を提案した。最後に、部署に変革を起こすためのツールとして現場の看護部長・師長が短時間で必要な情報を把握できる可視化資料作成プログラムを作成した。
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