研究課題/領域番号 |
18K17461
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
東恩納 美樹 琉球大学, 医学部, 准教授 (50589819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 医療安全 / 看護提供方式 / 患者アウトカム / パートナーシップ ナーシング / DPC / パートナーシップナーシング |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、大学病院本院・DPC特定病院で採用されている看護提供方式および看護提供方式と患者の健康アウトカムの関連を明らかにすることである。大学病院本院・DPC特定病院では、患者を看護師2人で担当する看護提供方式を採用の病院は、2018年は46.9%、2021年は62.5%であった。2016年度~2019年度のDPCデータを用いた観察研究では、看護提供方式と入院中の外傷性頭部損傷・骨折の発生に統計的に有意な関連はなかったが、固定チームナーシングの病院に比べてパートナーシップ・ナーシング・システムまたはペアナーシングの病院では機能低下および入院30日以内死亡のオッズが統計的に有意に低かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)は,より安全で質の高い看護を提供することを目的に2009年に開発された。本研究を通して、大学病院本院・DPC特定病院においても、PNSを中心に患者を看護師2人で担当する看護提供方式を採用する病院の増加が明らかとなった。看護提供方式と患者の健康アウトカムの関連の研究では、研究の限界(研究デザイン、研究に含まれる病院数が少ない等)が多く、十分な結果が得られたとは言えない。しかし、看護提供方式と患者の健康アウトカムに関する大規模データを用いた研究はこれまでほとんど行われておらず、本研究課題がエビデンスに基づく看護実践の構築の第一歩となりえたと考える。
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