研究課題/領域番号 |
18K17468
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 (2019-2021) 東京医科大学 (2018) |
研究代表者 |
西村 礼子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 准教授 (10757751)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 看護基礎教育 / シミュレーション / フィジカルアセスメント / 看護実践能力 / 脳血流 / 看護教育 / シナリオ / 観察 / フィジカルイグザミネーション / 看護師 / 実践力 |
研究成果の概要 |
本研究は、看護基礎教育における呼吸器系・循環器系フィジカルアセスメントのシナリオを開発し、2・4年生に対して実施したシミュレーション教育がフィジカルアセスメントの観察項目・記述内容・脳血流に与える影響を明らかにすることを目的とした。 教育後、シミュレーションでの状態観察は優先順位を考えた観察項目に変化したが、アセスメント記述内容は精神的・生活的側面は少なく、身体的側面の記述が抽出された。また、シミュレーション教育では、対象者・環境の観察時とシミュレーションの看護実践時とディブリーフィング時の脳血流を比較し、ディブリーフィング時と看護実践時に差がなかったが、対象者と環境の観察時は差があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護基礎教育のフィジカルアセスメントは、技術演習(テクニカルスキル)の実施だけでなく、看護学生の知識・技術、思考・表現・判断の統合を目指すシミュレーション教育をカリキュラムに組み入れることで実践能力向上が期待できる。本研究は患者の状態変化の気づきや適切な判断の遅れが、患者の状態悪化に直結する呼吸器系と循環器系フィジカルアセスメントのシナリオを開発した。シミュレーション教育後、看護学生の状態観察項目が緊急性と重症性を意識した優先順位に変化したことを明らかにした。また、シミュレーションでの看護実践だけでなく、ディブリーフィングでの脳血流の維持を明らかにしたことの看護教育への社会的意義は大きい。
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