研究課題/領域番号 |
18K17486
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
千葉 進一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (30515622)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 精神看護 / 観察技術 / 視線解析 |
研究成果の概要 |
本研究は熟練精神科看護師と看護学生の視線情報を分析し,看護師の精神症状の観察技術の特徴の明確化が目的である.統合失調症模擬患者の精神症状の観察場面で,非接触型視線解析システムを用い,精神症状を観察している最中の看護師21名と学生20名の視線運動を比較した.分析は,研究者が設定した観察領域で注視時間,回数の総和を求め,看護師と学生の2群で差の検定を行った.上肢の領域で看護師は有意に観察時間が長かった.看護師は学生に比べ,患者の上肢の観察について,一回の観察に長い時間をかけ複数回に分けて観察していることが分かった.臨床経験の長い看護師の観察は暴力の危険予測に特徴があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではインタビュー調査も並行して実施しており,今後質的に分析する予定である.本研究結果と合わせて検討することで,熟練看護師の統合失調症患者の観察技術が明確になり,その結果を患者や家族へ教育することで再入院率の低下や生活の質の向上に寄与できる,また,新人看護師や経験の浅い訪問看護師,看護学生へ教育することで看護技術の蓄積と伝承や精神看護の質の向上などに寄与できる.
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